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eBayリスティングの終了時間最適化のための5つのヒント

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アメリカのオンラインリサーチ会社Competeのブログに興味深い記事が出ていました。
It’s 10PM; do you know where your shoppers are? (Compete Pulse April 25, 2011 at 11:03 am)
アメリカのネットショップにおける時間毎のビジター数の商品カテゴリー別、サイト別統計です。

残念ながらeBayの数字はこちらの統計には出ていないのですが、実店舗を持つTargetやWalmartと比較して、ネットのみで展開しているAmazonとOverstockの特徴と共通した所があると思います。

ヒントその1. 日本よりもピーク時間は早い

このCompeteの記事によると、全ての商品カテゴリ・サイトで顕著なのは、PM10時以降のビジター数の減少傾向です。
日本のヤフーオークション辺りでは、土日のPM9時からPM23時くらいが入札のピークと言われています。入札者が家に居て起きている確立の高い時間帯からこうなっているのだと思いますけど、自宅でしかインターネットが使えなかった時代、繋ぎホーダイの時間帯が限られていた時代と違って、今では携帯などモバイル端末から入札も出来るし、入札時間の自由度は高くなっているはず。それでもピークと言われる時間帯が変わらないのは、売り手の方が終了時間をそこに集中させるからなんじゃないだろうか?と思ったりします。オークションスタイルではない固定価格のネットショップではどうなんでしょうね?

その日本でおススメと言われる出品終了時間と比べれば、22時には打ち止めとなるアメリカでのピーク時間は1時間ほど早目。さらには、DIY用品などでは夜間よりも午前中にピークが訪れるカテゴリもあります。
アメリカECのプライムタイムhttp://blog.compete.com/2011/04/25/it%E2%80%99s-10pm-do-you-know-where-your-shoppers-are/

ヒントその2. アメリカには時差がある

eBay.comのオフィシャルタイムはイーベイ本社のあるアメリカ西海岸の時間帯(Pacific Time)になっています。夏時間の今は日本のAM11時が、eBay official timeのPM7時です。ピークにはちょっと早いかな?と思われる時間ですが、この時、ニューヨークなどアメリカの東海岸ではPM10時なんです。
私がアメリカのアイテムに入札する時、オークションスタイルの場合は常に終了間際のスナイプを狙います。アンティークやコレクタブルのカテゴリでは、その時間帯は日本のAM10:30~AM11:30にほぼ集中しています。eBay official timeではPM6:30~PM7:30ですが東海岸では既にPM10時を回ろうとしている事を考えると、決して早過ぎる時間ではないと言えるでしょう。
冬の頃では丁度お昼時に入札する事が増えるので、標準時でも夏時間でもeBay official time上ではPM7時前後の時刻に終了するように設定しているセラーさんが多いと言う事です。
アメリカeBayでのピークタイムが早いような気がするのは、たまたまオフィシャルタイムで見ているとそう感じられるだけで、アメリカ全体を視野に入れるとこれ以上遅い時間に終了させるとアメリカの何分の一かのユーザーはPCから離れてお休みタイムに入ってしまうからではないでしょうか。

ヒントその3. ローカルサイトへの最適化

eBayに出品すれば世界中のユーザーと取引できる…まあ、今となっては各国毎に色々と条件があって、eBay.comに出品しただけではヨーロッパ方面のサイトでは表示されなかったりするんですけど…一応、世界中のバイヤーを対象に出品できる事には変わりありません。
私が普段入札するアイテムはイギリスのイーベイeBay.co.ukで出品されているアイテムが多いです。こちらはのアイテムで終了間際のスナイプを狙おうとすると、殆どのアイテムの終了時間は日本のAM4時~AM5時に集中しています。イギリス時間ではPM20時~PM21時。その他主なヨーロッパ地域はPM21時~PM22時。日本のピークタイムとのズレはあまりありません。
やはり、ローカルのユーザーをターゲットに最適化して出品を行っているセラーさんが多いと言うことです。

ヒントその4. Buy It Nowなら終了時間は関係ない?

ここ数年のeBayはFixed Price listing(固定価格出品)でいつでも買えるBuy It Nowでの出品に力を入れています。確かに、私が入札するコレクタブルズの一点物のようなアイテムでも、BINで購入できるアイテムが増えています。
オークションスタイルのアイテムと違って、スナイプのタイミングなど気にせずいつでも買えますから、終了時間は関係ない…しかし、一つ、終了時間の最適化でバイヤーにアピールできる場所があるんです。それは、各ユーザーのWatch List。

ウオッチリストのデフォルトの並び順は残り時間の短い順になっています。Buy It Nowのアイテムはすぐに買えると同時に、何時でも買えるという性格を併せ持っています。「後でゆっくり考えよう」「後で他のアイテムと比べてみよう」「後でお金が出来たときに」とウオッチリストに入れるだけで後回しにされてしまうことも多い。期間が数日のオークションスタイルのアイテムと違って最長30日間のFixed Price listingはウオッチリストでもなかなかリストの上に来る事はありません。でも、その出品期間の終了間際だけはウオッチリストの上位に上がることができるのです。
ほんの一瞬ですけど、ユーザーのアクセスが多い時間帯にその位置を狙うことができるなら、少し気にしてみても良いんじゃありませんか?

ヒントその5. 世界が満足する時間帯はありません

私がオークション形式で出品していた頃、やはりアメリカサイトで出品する時はアメリカ時間、UKサイトで出品する時はヨーロッパ時間に最適化させていました。アメリカ時間に最適化させるとイギリス時間では夜中の3時頃、アメリカサイトに出品したアイテムに入札したいイギリスのお得意様から「その終了時間は絶対無理~!」とクレームを頂くことがありました。ヨーロッパ時間に最適化した場合は、アメリカでも日中ですからそう問題はないんですけど、より有利な時間に終了させようと思えば、ローカルサイトへ最適化させるのが一番だとお思います。
これは↓北米・EUが夏時間を迎えている今頃の各国の時差表です。
eBay出品時間
日本時間の朝6時頃ならEU圏はギリギリ起きててくれるかな~?北米はデイタイム真っ最中、オーストラリアはそろそろ起きてる?で割と良さそうな気もしないでもないですが…どこに於いても中途半端な感じは否めない。世界中のユーザーを満足させる時間帯はやはり無理です。

それもこれも、統計的に見たピークタイムを前提にした話で、世界には私のように夜中の3時・4時だろうとリアルタイムでスナイプを狙っている物好きもいるし、ウィンドウショッピング気分で昼下がりにネットを眺めている人もいます。結局はそのアイテムの属性・出品形態によって終了時間という要素の重要性も異なってきます。
気にしすぎてもしょうがない。でも販売チャンスを少しでも増やしたいなら気に掛けた方が良い…イーベイの終了時間ってそんな感じ。

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